正信偈のお話 ~26~ (不断煩悩得涅槃)

【最強の矛と盾、一緒に売ってもいいじゃない】
不断煩悩得涅槃
ものごとの道理が揃わないことを矛盾といいますが、これは最強の盾と最強の矛を一緒に売っているお店があったことが語源になっているそうです。ある村にいるおじいちゃんで「自惚れはいかん、ワシは生きてきて一度も自慢したことがない」が口癖でした。このおじいちゃんは村で「矛盾おじいちゃん」と呼ばれていたそうです。人間は煩悩が大変多く、これを滅することで悟りを得ようとしたのが仏教の始まりです。一見、煩悩を残しつつ悟りを開こうとするのは矛盾しているように思えます。しかし浄土真宗では現世でこんな煩悩だらけの私達たちでも入滅後は極楽浄土に生まれることができるのです。

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