正信偈のお話 ~50~ (為衆告命南天竺)

【「生きた証を残したい!」「もう残っているから大丈夫」】
為衆告命南天竺
動物は本能的に自分の遺伝子を残すように行動するそうです。強いオスがメスと結ばれるのはそのためですし、魚だと子供同士が共食いをして一番大きい子供が生き残るものもいます。私たち人間は、子孫を残すことに動物ほど執着はしていません。そのかわりに、自分が生きてきた功績を残そうと必死になります。でもそんなことしなくても私たちは普通に生きているだけで、生きている証を残しているのです。それは毎日毎日のちょっとした人の繋がりや目に見えないつながりがあるからです。私たちは誰かの「おかげ様」で生きることができますし、誰かの「おかげ様」になっているのです。

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