正信偈のお話 ~41~ (弥陀仏本願念仏)

【逆境でこそ、「自分の基本」に立ち返れ】
弥陀仏本願念仏
これはサッカー日本代表の森保 一(もりやす はじめ)さんが残した言葉です。「苦しい時の神頼み」とはいいますが、これは困ったときにだけ普段は信じていない仏様や神様を信じるといった意味で、あまりいいことではないとされます。苦しいときこそもう一度自分自身を、そして経験、努力を振り返ることがその苦しみを脱する方法であるという森保さんの言葉はとても心に響きます。もちろん阿弥陀様はこの世界で苦しんでいる私たちを救ってくださいますが、困ったときの上辺だけのお念仏ではこれほど寂しいことはないでしょう。なので、上辺だけのお念仏にならないよう、普段の困っていないとき、「基本の」お念仏が大切なのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA