正信偈のお話 ~39~ (仏言広大勝解者)

【分かった、判った、解った さぁどれでしょう。】
仏言広大勝解者
同じ発音で、よく似た意味の言葉の使い分けはとても難しいです。分別の「分かる」が一般的によく使い、「分かった」は返事にも近い使い方をして、気持ちの上での「わかった」なのでしょう。そして判断の「判った」は物事の区別がついたときに使う「わかった」です。最後に解釈の「解った」は物事を理解したときに使う「わかった」です。例えば、お仏壇のお給仕の仕方が「分かる」、仏教とキリスト教の違いが「判る」、他力本願の教えが「解る」といった使い方なのでしょう。では、「自分にとってお念仏の大切さがわかりますか」と聞かれたときには、あなたはどの「わかった」で答えますか?

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