正信偈のお話 ~28~ (如衆水入海一味)

【どの国に生まれても、地球人】
如衆水入海一味
防災用品に緊急用ろ過装置というものがあります。泥水でもきちんと飲水に変えてしまうスグレモノなのですが、この水を飲むのに抵抗がある人がほとんどではないでしょうか。例えばどんな川の水でも結局は海にたどり着き、塩味になります。キレイな清流でも汚れたドブ川でも最後は混ざりますし、氷河生まれの水も、アマゾン川生まれの水も違いは無くなってしまうのです。私達人間もどこ国出身でも学名ホモ・サピエンスという動物であることに違いはないのです。なのにろ過装置の水のようにちょっとした違いを見つけ出し、それが気になって仕方がない、そんな私達なのです。

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