正信偈のお話 ~15~ (超日月光照塵刹)

太陽や月を超えてどんな小さいものでも照らし出す
超 日 月 光 照 塵 刹
今の時代は電気もあるので、人間にとって太陽光や月明りの有り難さは小さくなっているかもしれません。でも、動物にとってはこれらは昔から変わらず大切なものです。植物などは太陽の光で成長しますし、月の明かりを頼りにするウミガメなどもいます。そして、お経が書かれた時代の人間にとってもその光はとても大切だったのでしょう。でも便利な世界で生きている私たちはついついその有難みを忘れてしまうのです。そしてお日様やお月様の光でも照らせないものでも、照らし出してくださるのが阿弥陀様なのです。これこそ忘れてはいけないことなのにすぐに忘れてしまうのです。

 

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