正信偈「帰命無量寿如来」やさしい解説 <003>

原文

法蔵菩薩 因位時

―― 昔、阿弥陀仏になる前の「法蔵菩薩」という修行者がいました。(まだ仏になる前の姿です)

1. 単語ごとの意味

法蔵(ほうぞう)
「法」は仏の教え、「蔵」は大きな倉庫のように多くをたくわえること。
法蔵とは「仏の教えと徳をすべて備えた人」という意味で、阿弥陀仏の前身の名前です。
菩薩(ぼさつ)
さとりを開くことをめざしながら、自分だけでなくすべての人を救おうとする存在。
因位(いんに)
まだ悟りを開く前の修行の立場。仏になる前の段階を指します。
時(とき)
そのとき、という意味。ここでは法蔵菩薩が修行していた時代を指します。

2. 全体の意味

「まだ仏になる前の修行中だった法蔵菩薩がいた時代」という意味。ここから、阿弥陀仏がどのようにして誓願を立てられたかの物語が始まります。

3. たとえ話(イメージでつかむ)

ある村に、立派な医者になりたい青年がいました。青年は病気に苦しむ人を見て、「必ず治せる医者になろう」と心に決めます。
しかし、まだ医者としての資格も経験もありません。そこで、師匠のもとで薬草や治療法を必死に学び始めます。

この青年こそ、未来の「名医」になる前の修行中の姿です。

「法蔵菩薩 因位時」とは、まさに阿弥陀仏がまだ仏ではなく、すべての人を救うための準備と学びをしていた時代を表しています。

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