念仏者の人生はまさに 慚愧と歓喜の交錯(2021年法語カレンダー2月)

念仏者の人生はまさに 慚愧と歓喜の交錯

 

スヌーピーというキャラクターは皆さんご存じだと思います。キャラクター自体は結構かわいくて女性にも人気がありますが、もとになった漫画は、風刺も交えて哲学的な内容が盛りこまれているお話が多いです。その漫画の中に出てくる言葉で「人生には晴れもあれば雨もある、昼もあれば夜もある、山があれば谷もある。」というものがあります。人生の辛いときを乗る切るためには、とても良い考え方ですし、長い人生を生きていくためのテクニックでもあると思います。今月の法語はその一歩先、テクニックだけではなく、より人生を深く味わうための提案でもあると思います。

今月の法語は「念仏者の人生はまさに 慚愧と歓喜の交錯」であります。

 

念仏成仏これ真宗

万行諸善これ仮門

権実真仮をわかずして

自然に浄土をえぞしらぬ

 

これは浄土和讃の一首です。私達は自らの道で悟りを開こうとしてもなかなか上手くはいかないものです。そしてお念仏の道、阿弥陀様を信じる道こそがお浄土への道なのです。しかし、阿弥陀様を頼りにする道と自ら悟りを開こうとする道の区別をきちんとできないようでは中々お浄土は見えてこない、そのような内容の御和讃だと思います。そして今月の法語にある慚愧は阿弥陀様のお救いを素直に信ずることができずその道から外れてしまった後悔を、歓喜はそんな道を外れたことに気づくことできてまた阿弥陀様のお救いの道を歩くことが出来ることの喜びを表しているのではないでしょうか。私達の人生もこの後悔と喜びの連続なのだと思います。先程のスヌーピーの話であれば雨もいつまでも続かない、いつか晴れるだろうで終わるのではなく、雨が降るからこそ晴れのありがたみが分かりますし、晴れであっても雨の必要性を実感できる、そこまで考えることができればより私達の日常もより味わい深いものになるのではないでしょうか。

 

 

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